指揮者っていろんな形で指揮をしているなと思ったことはありませんか?
自分も指揮をしてみたいけど到底あんな色んな種類の指揮は覚えられないなと感じるかもしれません。
何を基準にして指揮の形を決めるのか。
この記事では色んな拍子について紹介し楽譜に何が書いてあったらどんな形で指揮をしたらいいのかを紹介していきます。
これから指揮をするという人は是非参考にしてくださいね。
指揮に必要な拍子の種類
確かに音楽によって色々な拍子が存在し、それに合わせて指揮をしていくことが必要です。
まず見るべきは楽譜のト音記号やヘ音記号のすぐ隣の数字です。
4/4や2/4、3/4など色々な数字が書いてあります。
指揮者たちはこの数字を見て拍子を把握し、指揮のベースの形を決めています。
少し音楽の授業のようですが、簡単に紹介してきますね。
ただ、身構えることはありません。
合唱曲などではそこまで難しい拍子は出てきませんので!
あなたが見て判断するのは”何系”の拍子かということです。
“系”ってなんだよ!という気持ちもあるかと思いますが聞いてください(笑)
色んな拍子がありますがほとんどが2拍子系・3拍子系・4拍子系の拍子に振り分けることが出来るのです。
そしてそれ以外の”その他”というザックリとした形で実にたったの4種類。
その他は難しかったり難易度が上がってくるので気にする必要はありません。
では、実際にどんな拍子が何系の拍子なのかを紹介しますね。
【4拍子系】
4/4拍子(Cのマークも同じ意味)・12/8拍子
【3拍子系】
3/4拍子・3/8拍子・9/8拍子・3/2拍子
【2拍子系】
2/4拍子・2/2拍子(Cに縦棒を引いているのも同じ)・テンポの速い6/8拍子
【その他の例】
6拍子…ゆっくりの6/8拍子など
1拍子…テンポの速い2/2拍子・1/4拍子など
きっとあなたが見る楽譜はたいていこの中に収まっているはずです。
6/8拍子に関してどっちか分からないな~と思ったら実際に6拍を振ろうとして見た時に異様に早く振らなくてはならなくて変だな~と思ったら八分音符3つずつの2拍子で振ってみて下さい。
それでしっくりくるはずです。
指揮に必要な図形のあれこれ
先ほどの紹介であなたは何系の拍子で振るべきかを知りましたね。
次に紹介するのはどんな風に振るのか、です。
指揮をする上で必要不可欠なのが指揮の図形。
指揮者たちは今から紹介する指揮の図形を空中に描くようにして指揮をしています。
ここに紹介するのは全て右手の動きです。
左利きなのですが…と言う人もいてたまに左手で指揮をしようとする人がいます。
実際にプロでも左で指揮する人もいますが、基本的に右手の方が演奏者にはわかりやすいです。
それは慣れのようなもので日本人はみんな右ハンドルの車が慣れていて左ハンドルだと少し動揺する、みたいな感じですね。
【2拍子】
引用元:Wikiwand 指揮(音楽)
【3拍子】
引用元:Wikiwand 指揮(音楽)
【4拍子】
引用元:Wikiwand 指揮(音楽)
【6拍子】
引用元:Wikiwand 指揮(音楽)
【1拍子】
1拍子は2拍子の時に右上に上がりますが、ただ垂直におろして垂直に上げるだけです。図に置き換えると数字の1のようになりますね。
指揮も楽器や歌い手と一緒
拍子も図形も分かったあなたはあとはひたすらに練習を重ねるだけです。
どんな歌い手もどんな楽器奏者も、これは音楽に限らずスポーツでもなんでも繰り返し練習し体に叩き込みますよね。
指揮者も同じです。
何も考えなくても4拍子や3拍子が振れるようになりましょう!
すると左手で使いたい、表現したい動きが出てきたときに自由に動かせるようにもなってきます!
“指揮の仕方はたったの4種類!?様々な拍子の振り方を解説!”のまとめ
いかがでしたでしょうか。
指揮は色々な形があるように見えていたかもしれませんが、実はベースはたったの3種類をマスターするだけでたくさんの曲を指揮することが出来るのです。
何事も経験。何事も体験です!
指揮をせっかくする機会を得たならばみんなにはできないあなただけの体験を存分に楽しんでくださいね!
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