指揮をするルールを紹介!指揮ではみんな自分ルールだった!?

どんなスポーツ業界にもルールがあります。

みんなが公平に試合をして勝ち負けを決めるために。

 

音楽界ではどうか。

中でも指揮に焦点を絞ると色々な指揮の仕方を見かけるだろう。

 

指揮にはルールがないのか?

この記事ではそこにポイントを絞って紹介していきます。

指揮をする時にルールは存在する?

指揮をする時にルールは存在するのかという点に関して、結論は”ありません”。

自由です(笑)

 

何をしたって演奏中に失格!と言われることはありません。

指揮者の役割は作曲家が書いた作品の楽譜をしっかりと読み込み理解し、代弁者として楽団の前に立つこと。

 

そして自分なりに得た解釈を相手に伝え、まとめる手段として”指揮”というジェスチャーを使っています。

リハーサル(練習)では、直接指揮をするだけでなく言葉を使ってその作品に対する考えや思いを伝えることもありますが、基本的に指揮だけです。

 

楽譜を歌って、「こんな風にお願いします」と伝えることもありますが、もちろん本番では歌うことなんて出来ません。

演奏者の邪魔ですしお客さんからも邪魔ですからね。

 

それでも熱い音楽をやっていて想いがこみ上げて「う”ぅ~~」といううなり声が多少出てしまうことはたまにあります(笑)

演奏者の指揮者に近い人は聞こえますが全団員はおろか、お客さんには当然聞こえませんよね。

 

もし指揮をする際に全く声を出してはいけません、などと言われたら逆に苦しくて指揮なんてできないかもしれませんね。

指揮を振り方のルールは存在する?

では、実際に指揮をする時のルールは存在するのか、と点に関する回答としては”明確にはありません”。

ルールと言うよりは”型”としては存在します。

 

4拍子の振り方、3拍子の振り方などですよね。

初心者は当然この振り方から覚えていくわけです。

 

サッカー選手やバスケットボール選手もドリブルを覚えたり、シュートの仕方を覚えますが、あれは型であってルールではないですよね?

指揮も同じです。

 

得点を決めるためにその技や仕方を覚えるように指揮もテンポの提示や音楽を伝える手段としてその技や型を覚えていきます。

つまり、逆に言えば音楽が意図する形で伝わればなんだっていいのです(笑)

 

最初に伝えましたがそういう意味で指揮は自由です。

指揮の”型”を重視してわかりやすく、設計された図面のように指揮をしながら音楽を構築する人もいれば、踊るように指揮をしてテンポなどはその音楽の中で作っていくスタイルもあります。

 

もちろんその中間を狙う人も出てきますよね。

どれをしたって何をしたって自由です。

 

これはどんな人と演奏するかによっても指揮は変わります。

相手が初心者だと出来るだけ型にはまった指揮をしてあげないとまず演奏が成立しません。

 

かと言って、プロ相手にそんな指揮をすると「俺たちをなめてんのか?」ということになってしまいます(笑)

その辺は相手のレベルに合わせて指揮をしなければいけません。

 

逆に言うと”合わせられるだけの音楽性”を持っていないと出来ないことです。

本気で勝負してるのに「本気出していいよ?」と言われる辛さですね(笑)

 

“指揮をするルールを紹介!実は指揮はみんな自分ルールだった!?”のまとめ

いかがでしたでしょうか。

指揮に関しては”音楽”という特別ジャンルのように見えてしまうのでどうしても動作一つ一つに関して決まりがあるのか、あの動きはどんな意味があるのだろう?と思ってしまうのは仕方のないことです。

 

しかし、スポーツなどと基本は同じです。

うまい人を真似て自分の物にしていくように、指揮者も色んな型を持っている人から学んでいるうちに自分の型が出来上がってそれがその人の指揮のアイデンティティとなっていきます。

 

当然そこにはルールなんてものは存在しません。

指揮者は自由です。

 

あなたの疑問が少しでも晴れれば幸いです。