呪術廻戦の最新話である158話のネタバレをしていきます。
狩る相手として決めた一人が日車 寛見(ひぐるまひろみ)。
日車がどんな人間なのかが描かれた回ですね。
【呪術廻戦】159話:日車 寛見(ひぐるまひろみ)の信念
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日本の刑事裁判の有罪率は99.9%
男「猫を飼っていたんです」
日車「………」
「続けて」
男「急に警察の人が話しかけてきて 2人3人って増えて」
「このまま捕まっちゃったら」
「猫が死んじゃうって」
「飼っちゃダメな決まりだったから」
「飼ってるのは俺しか知らないから」
岩手県盛岡市で2016年3月 女児とその母親 計2人の刺殺体が自宅で見つかった事件
盛岡地検は近くに住む 大江圭太を
2人に対する強盗殺人の容疑で起訴した
逮捕までの経緯はこうだ
大江は巡回中の警官からの職務質問中に逃亡し
自宅に駆け込んだ所 追いかけてきた警官が血のついた刃物を発見
大江は一貫して犯行を否認
現行犯逮捕だ
後のDNA鑑定だ
刃物の血痕と被害者のDNAが一致している
証拠となった刃物に関しても
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大江「拾ったんです」「俺のじゃない」
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女警官「それは無理があるでしょ~~~」
「だって後ろめたかったから職質拒否ったんですよね?」
日車「いや 彼は昔知人が薬物を使用していたことが原因で」
「不当な聴取を受けたことがある」
女警官「それがトラウマってことですか?」
「だとしても拾ったって……」
「血のついた包丁を?」
「なんで?」
日車「後で警察に届けるつもりだったそうだ」
女警官「後でて!!」
日車「分かってる言い分全ても無理がある」
「しかし 大江の環境…」
「住み込みで働いている法人のことを考慮すると あり得ない話じゃないと思えてくる」
女警官「NPO法人?」
日車「行き場のない高齢者に対する シェルター運営や自立支援が主な活動だ」
「大江はそこで仕事として 彼らの世話をしていた」
「だが彼に給料が支払われていない」
「お小遣いとしてお年玉を貰ったり 弁当や食材の現物支給のみだ」
「にもかかわらず 彼は月5万円を家賃として徴収されている」
女警官「エグぅ…」
日車「入居者には 前科のある者も少なくないそうだ」
「更に拾得物(きょうき)の提出が遅れてしまった理由だが」
男「呼んじゃダメな決まりなんです」
「パトカーや救急車 近所の人の迷惑になるから」
女警官「その団体 かなりグレーですね……?」
日車「あぁ 限りなくクロに近いグレーだ」
「ただでさえ東北(こっち)は震災復興資金が流れ込んでから」
「運営実態の怪しいNPO法人が増えている」
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「凶器が落ちていても意外じゃない」
「大江がシロの可能性は十二分にある」
「まずは団体の活動実績と税務申告」
「全入居者の素性を洗い出す」
「俺はとことん大江から事情を聞き出すから 清水は調査を進めてくれ」
「あと猫飼えるか」
清水「いきなり私の負担デカくないですか⁉」「猫⁉」
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〔国選なんてギャラ安いくせにやること多いんだから〕
〔世論は有罪一色だし〕
〔しかも殺人じゃ執行猶予もないし死刑もありえる〕
〔やるだけ損でしょ……〕
「もー!!日車さん何で受けたんですか!!こんな案件!!」
日車「………」
「たまにはいいだろう」
「楽な仕事ばかりじゃ腕が鈍る」
清水〔たまにじゃないじゃん〕
「たまにじゃないじゃん!!」
日車「思ったことがそのまま出てるぞ」
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高木「あっはっは 日車君は相変わらずってわけだ」
「ボス弁がお金に興味ないと大変だねぇ」
清水「高木さんみたいに副業で喫茶店やれとまでは言いませんけど……」
「でも相変わらずって 日車さん昔からあぁなんですか?」
高木「ん?いいや?」
「むしろ昔より酷くなってんじゃん?」
清水「え”」
高木「彼がウチにいた時ね」
「危険運転致傷を担当したんだけど あ 飲酒運転ね」
「被告人は19歳で」
「飲酒も運転も 職場の人達に強要されたものだったの」
「でも関係者に口裏合わせられて示談金も用意できず 執行猶予も取れなかったんだよねー」
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被告人「嘘つき」
「無罪になるって」「言ったじゃないか」
日車「なんとか執行猶予つくようにするって言っただけで」
「無罪になるなんて言ってないのにねぇ」
高木「これで懲りたでしょ」
「もう無理筋の刑事弁護なんてやめなよ」
「弱者救済なんて……そりゃ立派だけどさ」
「裁判所と検察の理解もなしに弁護士(あたしたち)だけじゃ限界があるでしょ」
「依頼人に逆恨みされてまで 続けることはないよ」
「弱者(かれら)は経済的にも 精神的にも 追い詰められています」
日車「私に当たるのも無理はない」
高木「君の精神はどうなるのさ」
「日車君」
日車「……私は」
裁判「主文 被告人は」
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「無罪」
清水「本当に勝っちゃった…」
日車「まだだ」
「すぐ控訴してくる」
清水「盗まれたものが大江さんの部屋に見あたらなかったこと」
「NPO内に犯行直後から 行方不明になってる人がいたこと」
「あとは 遺体から想定した犯行時刻にコンビニの防犯カメラに」
「大江さんが映ってるのが大きかったですね」
「大江さんが自炊しない人で良かったー」
大江「日車先生…本当にありがとうございます」
日車「先生は勘弁してくれ」
「それに気が早い まだ二審がある」
清水「私も頑張りましたよ」
大江「そうじゃなくて」
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「俺を信じてくれて」「ありがとう」
控訴審(二審) 有罪 無期懲役
限られた予算と人数で動かなければならない弁護側に対し
検察は税金とマンパワーを投入して証拠を上げる
それはいい そういう仕組みだ だが
二審で検察側から新規の証拠は提出されず
「行方不明者の犯行と疑う理由はない」と無茶な事実認定が下され
判決が覆った
三審の最高裁は狭き門 上告はほぼ 門前払い
まともに審理されることすら難しい
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この裁判は 初めから
有罪ありきの――
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日車〔何故 私を その目で見る〕
男「君の精神(こころ)はどうなるのさ」
「日車君」
日車「……私は 弱者救済など 掲げてはいません」
「昔から自分がおかしいと感じたことを 放っておけない性分でした」
「それが治ってないだけです」
「正義の女神は 法の下の平等のために目を塞ぎ」
「人々は保身のためなら あらゆることに 目を瞑る」
「そんな中 縋(すが)りついてきた手を 振り払わない様に」
「私だけは」
「目を開けていたい」
裁判「この判決に不服がある場合 本日を含めて」
「15日以内に上告申立書を提出してください」
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清水「日車さん…?」
日車「全員戻れ」
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「やり直しだ」
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日車 寛見(ひぐるまひろみ)
”【呪術廻戦】159話「裁き」ネタバレ!「日車 寛見(ひぐるまひろみ)」の信念!?”まとめ
正義を貫けない日車の悲痛な叫びですね・・・。
その想い故に精神崩壊したような感じがしますね。
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