お正月になると当たり前にどこの家もしめ飾りを飾ったり、門松を立てたりしますよね?
何か意味があるとは思うけどちゃんとした理由は…と言う人も多いのではないでしょうか。
簡単に説明していきますのでぜひうんちくとして誰かに話してあげて下さいね!
Contents
お正月の飾り①門松(松飾り)
歳神様が降臨するときの目印になるのが門松。
おそらく斜めに切られた竹がすぐに思いつくのではないでしょうか。
今でこそそれが当たり前ですが、実は昔は松の枝だけで作られたものも存在していました。
松は冬でも緑が枯れることはありません。
その生命力の強さの象徴として選ばれたわけです。
竹が使われる理由は成長が早いので、「すくすく育つ」「長寿」「繁栄」を意味しています。
お正月の飾り②しめ飾り
出雲大社にある”しめ縄”という言葉の方が聞きなじみが深いかもしれませんね。
しかし家庭で飾っているしめ縄はの飾りの正式名称は「しめ飾り」です。
これは家の中に「神様が入っても良い神聖な場所」・「神の域と現世をへだてる結界」だということを示します。
順番が逆になりますが、出雲大社に大きなしめ縄があるのは神々が集まるにふさわしい非常に神聖な場所だということになりますね。
大元はそちらが先で、次第に簡略された結果、今のような家庭で飾れるしめ飾りや輪飾りの形になっていきました。
ちなみに、しめ飾りに使われているウラジロなどにも意味がちゃんとありますよ!
- ウラジロ…【不老長寿(ふろうちょうじゅ)】老いることなく長生きすること。
- ユズリハ…【子孫繁栄(しそんはんえい)】子孫が繁栄し、永遠に断絶しないこと。
- ダイダイ…【家運隆盛(かうんりゅうせい)】家族の運気があがり、幸せでありますように、という願い。
お正月の飾り③鏡餅
花より団子…やっぱり、お正月といえば鏡餅ですかね?(笑)
鏡餅は歳神様の拠り所であり、お供え物なのです。
実はこの丸い形にも意味があります。
なんと、この形は人の魂をモデルにされているのです。
餅の大小を重ねるのには月と日で”陰”と”陽”を表して縁起物でもあったのです。
お正月が過ぎて「鏡開き」も有名ですよね。
基本的に鏡開きは毎年1月11日です。
これは、単にお餅を食べるためだけではないのです。
お餅は一粒一粒に霊力の力が宿ったお米を固めて作るので神聖な食べ物だとされていました。
お正月が過ぎて歳神様をお見送りし、その後にその力を分けて頂く儀式が鏡開きなのです!
お正月の飾りはいつから飾っていいの?
正月の準備は12月13日の煤払い(すすばらい)からなのでそれ以降ならいつでも構いません!
ただし、次の2日間に飾るのはやめましょう!
- 12月29日…2つの不運など重なる「二重苦(にじゅうく)」という日に該当します。
- 12月31日…「一夜飾り(いちやかざり)」と言い、大晦日に飾ることは歳神様に対して誠意が足りない、または葬儀を連想させることに繋がってしまいます。
日本ではキリスト教ではなくとも当たり前のようにクリスマスツリーを飾っている家も多いですよね?
なので、近頃ではクリスマスが終えた26日ぐらいから飾る家庭が多いです。
先ほどは縁起の悪い日を伝えましたが、28日は”8″が「末広がり」を意味し、30日はきりがいいので、この2日間のどちらかに飾るのも一つの方法ですね!
“お正月の3大飾り【門松】【しめ飾り】【鏡餅】の意味は?いつから飾る?”のまとめ
いかがでしたでしょうか。
どんな飾りにもそれぞれきちんと意味があるのです!
知らずに飾るより真意を知って飾った方がきっと歳神様をきちんと迎え入れることができるでしょう。
どうぞ良い年をお迎えください。
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